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【レポート】2022年4-6月期 DBICアップデート

開催日:

2022年3月10日(木)、DBICでは直近の活動と2022年度の新しいサービス内容を報告する「2022年4-6月期 DBICアップデート」をオンラインで開催しました。通常の活動報告をはじめ、Small Smart Nations (SSNs)の大使らを招へいする「DBIC VISION PAPER 2 (VP2)」発刊イベント計画やトップ会議、DBIC初の海外拠点設置構想、さらには「DBIC VISION PAPER 3 (VP3)」の提言書発刊など、盛り沢山の内容となりました。

冒頭、DBIC代表の横塚裕志から、日本企業に立ちふさがる限界についての話しがあり、「資源、成長、適応、持続の4つの限界が存在するが、それらに立ち向かうには昭和から続いてきた"会社"という呪縛を解き放つしか新たな道はない。そのためにDBICのパワーを存分に活用してもらいたい」というメッセージが発せられました。

DBIC副代表の西野弘からは、DBICの基本的な考え方としてこれまでと同様、「VISON PAPER」と「EGB(Escalation Guidebook)」、「DX QUEST」の3つを柱に据え、メンバー企業と共に切磋琢磨していきたいと表明。具体的にはメンバーの方々の「UNLOCK」、「UNCHAIN」、「TRANSFORM」実現のためにDBICが持つパワーを最大限に発揮して支援していきたいというものでした。DBICでは「DXではなくdX」。デジタルが重要なのではなく、「X」が示すトランスフォーメーションに着目して欲しい。企業が変革するための新しい学びの方法や新しい学習モデルをメンバーの皆さんと共に創造していきたいとのことです。DBICが2022年度から改めて重要テーマと位置付けたのが「LX(Learning Transformation)」。現在のLXのイメージがこの図 。DXの本質は、このLXであると位置づけています。

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次のテーマは、「VISION PAPER 2」の発刊イベント開催についてでした。200人から300人を集めたイベントを開催したいという意向で、「VP2」作成でご協力頂いた4か国の大使および関係者、それにデンマークデザインセンターCEOのChristian Bason氏も招へいする考えとのこと。続いて、披露されたのが「VP3」発刊についてでした。「VISION PAPER 1」ではIMDの世界競争力ランキング、「VP2」ではSSNsを参考に変革の提言を行ったが、「VP3」ではこうした海外との比較は一旦ストップして、日本経営の足元をしっかり見据えた内容を目指すというものでした。「VP2」で提言した"信頼経営"とは何かを深耕し、すでに実践している地方の中堅企業や数千人規模の新興企業のケーススタディなどの研究に着手。「実践する"信頼経営"」(仮題)で、今秋には刊行したいとのことでした。
LXの関連では、高輪ゲートウェイ駅と品川駅を結ぶ再開発エリアにおいて、DBICとJR東日本とで日本初の「LX HUB」を構築しようという意気込みも披露されました。土日は子どもたちにも参加してもらい、新しい学習プログラムを創造していくプランも打ち出していました。
これと同時にDBICでは、「エクゼクティブ向けのLX集中プログラム」も計画中で、IMDやデンマークデザインセンターとも協議しており下期には実現する考え。また、SSNsへの視察やデンマークデザインセンターのビル内にDBIC初の海外拠点の設置も交渉中とのことでした。

来年度の新しいプロジェクトとして掲げたのが、「障がい者雇用促進のためのデジタルスキル・トレーニングプラットフォーム構想」。住友生命がシンガポールで手掛けている障がい者雇用プログラム「TomoWork」や2万数千人の社員のうち85%が障がい者雇用というスウェーデン・サムハル社の事例を挙げながら、日本の障がい者就労にオープン・イノベーションを起こそうという構想を打ち出しました。この中で西野副代表は、「DBICのメンバー企業31社でみると3万人以上の障がい者を雇用していると想像できます。その3万人の何割かが高度なデジタルスキルを持った人財に変わったら素晴らしいと思いませんか」と強調。DBICとしてもこの障がい者雇用の分野で貢献できるプログラムづくりにまい進するとしていました。

パート2は、「2021年度活動報告」。DBICディレクターの渋谷健と鹿嶋康由の2人による掛け合いでの報告会となりました。DXリーダーを6か月にわたって育成する「DX QUEST」(8月開始)、2021年2月に発刊したDXエスカレーションガイドブック(EGB)の組織内での実践的な活用を研究する「EGB研究会」(7月開始)について裏話も込めて報告されました。
インパクトを生み出す変革リーダー育成のプログラムと位置づけられた「DX QUEST」については、参加前と参加後では、「メンバーに驚くほどの変化がみられた」(渋谷D)そうです。参加前には評論家的な発言をしていた人が、卒業時には「わたしは自分の会社をこうしたい」とみんなの前で発言するようになり、参加メンバー同士で「UNLOCK Yourself !」「This Is The Start Line ! 」「Do The Right Things ! 」の3つの文言を共有できたそうです。

最後に、2022年度に予定している主要プログラムについての説明がありました。変容のマスタープランを創るコーチング・プログラム「UNLOCK QUEST」(延べ約3か月、定員30人程度)や、変革チームとしてのアクションを描く実践するコーチング・プログラム「UNCHAIN QUEST」(約4か月、定員30人)、そして、変革による事業創出に向けた実践主体のコーチング・プログラム「TRANSFORM QUEST」(約4か月、定員30人)などです。
これ以外にも、DBICプログラム活用のアプローチや自由参加型のトランス・パーソナル体験コース、アンバサダー・プログラムなどについて、渋谷Dから説明がありました。

デジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)が活動を続ける理由

設立エピソード

2014年、世界で起きていることを肌感覚で確かめるため、半年をかけて世界を回った。そこで感じた危機感を日本企業に正しく伝え、行動を促すための研究会を発足するために奔走。26社の名だたる企業と世界有数の大学と連携し、デジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)の立ち上げとともに我々のイノベーションジャーニーが始まった。

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