【レポート】2022年度 QUEST&EGB研究会 成果発表会

(文責:DBICディレクター 渋谷 健)

DBICの中核プログラムであるDXを実践するための変革マインド養成プログラム「UNLOCK QUEST」、組織変革リーダー育成プログラム 「UNCHAIN QUEST」、そしてその実践アプローチを探求する「EGB研究会」の成果報告会を2023年3月27日に開催しました。それぞれがプログラムを通じて得た学びから何をいま実践し、どんな未来を創ろうとしているのかが共有された3時間。当日の様子は以下の動画をご覧ください。

まずはUNLOCK QUESTから。上期・下期参加者がそれぞれチームとなって取り組んだ実践ケースからの成果を共有。上期チームは変革に向け、個々人の変容を促すためのアクションを展開。具体的にはDBICで提供するトランスパーソナルをベースに、その参加への動機づけとフォローアップするための「トランスパーソナルへのいざない」などのプログラムを提供しています。一方で下期チームは業種・業界・組織を超えたDXの共通課題を明らかにするために、トランスパーソナルで提供しているフレームワークを用いて相互インタビューを実施。いずれもこの実践を踏まえ、社内外を巻き込んだ次なるアクションへとつながっています。

UNCHAIN QUESTは参加者それぞれがプログラム中から、実務としてのDXに直結するアクションを展開、そのため今回は"その後"を共有する機会となりました。例えばある参加者は持続可能な社会に向けた自社の方針を打ち立て、会社として合意し、新たなコーポレートブランド形成を進めています。他にも自社の価値を再定義し、より地域社会と深く関わるまちづくり事業を立ち上げたり、逆にNFTを活用して地域の枠組をこえてグローバルなつながりから新たな事業創出に取り組んでいたり。新規事業創出やマネジメント変革の取り組みなど、現在進行形のこれらアクションが創り出す今後のインパクトには期待大です。

EGB研究会からは、現場を巻き込んだDXへの試行錯誤の末に見えてきた実践アプローチが共有されました。その要点はコミュニティ。デジタルを活用した新たな信頼関係による組織や立場を超えて互いに刺激し合って発達し続ける環境=コミュニティと、それをけん引するリーダーの育成の必要性が説かれました。併せてその実現のためにDBICの場を、DBICの会員が主体となってデザインするために、プログラム委員会の組成が提言されています。

わずか3時間の成果報告会ではありましたが、その内容は濃密そのもの。そしてそれぞれの文脈から生まれたアクションは、確実にDBICがビジョンペーパー2で触れた信頼経営を形作っていっています。2023年の春からもこの流れを活かし、DBICは会員と共に新たなステージに進んでまいります。未来への扉をぜひ一緒に空けていきましょう。その鍵は 私たちの手のひらにあるのですから。

参考

【横塚裕志コラム】QUEST・EGB研究会 「旅の体験記」にワクワク感が止まらない

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