イノベーション(DX)は、イノベーション室を設置したからできるものではない。イノベーターという人物が、イノベーションを起こし引っ張るから実現できる。そのイノベーターに新型が出てきた。実に爽快で胸躍る。
従来は、「伝説のCDOが〇〇社の改革をリード」という感じだったが、新型は違う。「やりたいことがある人は、仲間になって、何かやってみないか」というノリとか、「担当でも何でもないけど、こんなことやってみようと思うので仲間にならないか」というノリだ。やりたいことをやりたい、と目覚めた人が、やりたいことがあるけど胸の奥に秘めていたという人を仲間に引き入れていくという感じ。草の根的というか、若い芽が吹いていく感じというか、自主的というか、とにかく新鮮な感覚で楽しい風が吹き始めている。 この感覚を得たのが、7月10日に開催されたDBICイベント・企業変革実践シリーズ「会社は僕たちの手で変えられる!」で語ってくれた30代の新型イノベーターの姿だ。昨年度のQUESTプログラムを卒業した富士通の桑岡さん、東京電力の鷹觜さんがご自分のストーリーを語り、大日本印刷の片山さんがそれをファシリテートしている。そのお話の内容は「活動レポート」に譲るが、私が感じた「新型イノベーター」の特徴を書いてみたい。
まだまだ他にもQUESTプログラムの卒業生は大勢いる。それぞれが会社に戻り、「自分たちの手で変えられる」という自己変容を土台にして、それぞれの活動を行っているのだろう。うれしい気分だ。 あとは、それぞれの会社の部長・役員クラスが、彼らのパワーを生かすか殺すかを握っていると思われる。しかめっ面をして「大丈夫か?」と聞くのか、笑顔で彼らの可能性を信じて応援するのか、さあ、どうする。
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