概要

デンマーク・デザイン・センターのCEO、Christian Bason氏との濃密なセッションにご参加ください。Bason氏は、DDCの仕事と、彼らが考えるデザインとデザイン思考の未来について紹介します。社会の課題が拡大するとき、デザインの活用も拡大するはずだ、と説くBason氏の最新刊『EXPAND』の思想と信念をご紹介します。また、日本企業との仕事を通じて感じたこと、彼の考え方やDDCの活動がどのように日本社会や日本企業を豊かにしていくことができるかをお話しします。

デンマーク・デザイン・センター

過去1世紀にわたり、デザインは企業、政府、機関において変革や変化をもたらす強力な推進力と方法論のひとつとなってきました。デザインアプローチの中核には、製品、サービス、戦略、ビジネス、組織、都市、政策をどのように構築するかという人間的要素への深い共感と理解があります。
DDCは、デンマーク政府が共同出資する独立した非営利の財団です。

コペンハーゲンのBLOXと南デンマークのコリングに本社を置き、デザイン、ビジネス、政策、経済、人類学、コミュニケーション、ファイナンスのスキルを持つ40名のスタッフが働いています。
DDCは、デザイナーのマインドセットとツールを採用するアプローチにおける40年以上の経験を通じて、国際的なフロントランナーとなり、民間および公共機関のチェンジメイカーとチェンジメイキングの主要なトレーナーの一人となっています。DDCは、変革のためのプロジェクトを共同でデザイン、促進し、何千人ものリーダー、イノベーター、政策立案者を戦略的デザイン思考者に育成してきました。

私たちの活動を結びつけているのは、3つの社会的変遷に焦点を当て、社会的課題に取り組むという志です。グリーン・トランジション、デジタル・トランジション、ソーシャル・トランジションです。現在、私たちはグリーンな移行、特に循環型経済のためのデザインに重点を置いており、売上の半分以上を占めています。

デンマーク・デザイン・センター

プログラム詳細

• デザイン入門、DDC、拡大思考（書籍に基づく）
• 3つのミッション（デジタル、ソーシャル、グリーン）の紹介
• エシカルコンパスとの架け橋
• 社会的課題へのデザインの活用と日本人の関わりについて学んだことを共有
• 社会的課題における民間企業の役割の視点
• オープンQ&A

プログラムディレクター 西野より　　　　　　　　

DBICの提携先でありますデンマークデザインセンター（DDC）の所長以下の幹部が来日されます。前回は2020年2月のコロナ禍前の時期に、「リーダーのためのイノベーション by デザイン」をDBIC Tokyoで2日間に渡り開催しました。 その時のプログラムは2019年の「第3回 経営幹部向け海外探索ミッション：スイス&デンマーク」の内容をバージョンアップしたものでした。今回は沖縄で開催するDBIC Executive QUESTプログラムなどの実施のために久しぶりに来日することになり、公益社団法人企業情報化協会（IT協会）との共催で東京でも特別セミナーを開催することになりました。ますます社会の課題が拡大する中でDDCの最近の活動は世界から注目されています。是非メンバーの皆様のご参加をお願い致します。

参考

【レポート】デンマークデザインセンター（DDC）との提携強化の第一弾ワークショップを開催 特別ワークショップ：リーダーのためのイノベーション by デザイン

【レポート】 第3回 経営幹部向け海外探索ミッション：スイス＆デンマーク