企業変革実践シリーズ第28回「AI時代の社会構造の変化から高等教育はどうあるべきか」

開催日時

2023.05.09(火) 16:00~18:00 応募期限 5月8日(月) 17:00まで

開催場所

申込期限

2023.05.08(月)

費用

無料

対象

DBICメンバー企業

人数

制限なし

申込方法

DBICイベント事務局のメールよりお申し込みください。

備考

概要

教育ジャーナリスト&アクティビストの後藤健夫氏が大学入試や高等教育の変化について語る。社会や技術の変動に対応するために、大学はどんな能力をどんな方法で教えるべきか。AI時代を生き抜く子どもたちの未来を明るくするために、人間ならではの教育とはどうあるべきか。今求められる思考力・判断力・表現力を伸ばす教育法は何か。LX(Learning Transformation)を探索し、企業内人材育成を担う私たちが気づきを得られる機会にする。

内容

40年以上大学入試を見ていらっしゃる教育ジャーナリスト&アクティビストである 後藤 健夫氏をお招きしてお話を伺います。
産業構造の転換や国際情勢の変化から社会構造の変動が教育にどのような影響を及ぼし、日本の大学に変革を求めているのか。
このAI時代を生き抜く学生を育てる場に大学をはじめとする高等教育はどう変わるのか、2030年に向けて、大学の姿はいかに変わっていくのだろうか。

私たち保護者世代の大学入試とは様相が変わりいまや大学は全入であると言われています。戦後70年間、国は文系には投資しなかったが、幸い、白紙の状態でも入社後に会社で教育する仕組みがあった。終身雇用ならその費用も回収できたが、今は企業もそこまで育成に投資してくれない。
教育への少子化の影響は大きいことを誰もが知っているが、教育業界全般にその実感がまだまだ足りない。大学が歴史に残る転換期のただ中にいることにどれだけの人が気づいているだろうか。その岐路に立つ未来の大学教育のあり方としてどのような能力をどのような方法で教えるのか。そのために、具体的かつ堅実に論じ、価値を発揮していくため何をすればいいのか。
DXやAIに代表される急速な技術革新が進む現代、この変化を難題とするのか好機とするのか、人間ならではの教育とはどうあるべきか。
創造性やアントレプレナーシップ、経験学習、異文化アジリティ、生涯学習など数々の鍵となる概念を軸に、「もっと知りたい」という知的欲求で知識が蓄積されて定着するものになれば、必ずしも明るいとは言えないかもしれない子どもたちの未来を、明るくできるかもしれない。その大事なポイントは受動的学習から能動的学習へと質的な転換を図る思考の訓練ができれば、思考が豊かになり深くなる。この対応に思考の訓練が胆になるか。学び方、つまり国際バカロレアのTOKのような思考の方法を学ぶ高等教育がどう変わるべきか、この問いと真摯に向き合わねばならない。

直面する教育改革の実態を赤裸々に語っていただき、
LX(Learning Transformation)を探索し企業内人材育成を担う私たちDBICの会員のみなさまと気づきを得られる機会にしたいと思います。

参考記事

スピーカー

後藤copy.jpg
後藤 健夫(ごとうたけお)氏
教育ジャーナリスト・大学コンサルタント
アクティビスト「次世代教育評論家」(ホンマでっか⁈TV)
大学卒業後、学校法人河合塾に就職。独立後、大学コンサルタントとして、有名大学などのAO 入試の開発、入試分析・設計、情報センター設立等に関与。塾・高校の進学アドバイザー。その後、早稲田大学法科大学院設立に参加。元・東京工科大学広報課長・入試課長。
経済産業省「未来の教室」とEdTech 研究会専門委員,岡山大学『教育の実質化断行と基盤体制構築による「学びの構造化」の実現』事業外部評価委員などを歴任。現在、執筆の傍ら、大学募集広報や学習支援産業の営業支援、「探究学習」のカリキュラム開発にも従事。
文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」において神奈川県立山北高校にてカリキュラム等専門家を務める。『セオリー・オブ・ナレッジ―世界が認めた「知の理論」』(ピアソンジャパン)を企画・構成・編集.『日本の未来2021-2030(都市再生/地方創生)』(日経BP)、『未来のための探究的道徳 「問い」にこだわり知を深める授業づくり』(明治図書)、ダイヤモンド・オンライン、ベネッセ教育総合研究所教育イノベーションセンター等にも寄稿.2023年4月から日本経済新聞夕刊に連載コラム掲載予定。高校や大学、地方自治体での講演、ゲストスピーカー多数。

他のイベント・セミナー

一覧へ戻る

このお知らせをシェアする