【レポート】横塚裕志が聞きたいシリーズ 第4回 「民間ビジネスとしての宇宙開発」

今回のスピーカーは慶應義塾大学大学院SDM研究科の白坂成功教授。白坂先生は大手電機メーカーで「こうのとり」などの人工衛星開発に携わり、現在は内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラム・マネージャーでもある、日本における宇宙産業の第一人者です。 白坂成功教授 宇宙産業は現在「第3次ベンチャーブーム」と呼ばれる過熱期にあり、そのブームの鍵になっているのが商用の「衛星コンステレーション」です。10cm四方のユニットを組み合わせた安価な衛星を何百個も打ち上げて構築するこのシステム。近年の通信技術の発達やビッグデータ解析技術の発達との組み合わせにより、急速に安価でスピーディな衛星データの利用ができるようになっています。 そこで重要になるのがデータの利用目的。国内でも衛星データを元に稲作の作付状況を測定する「AgriLook」などのサービスが始まっていますが、まだまだ発展の余地があります。 白坂先生が衛星画像分析で世界の石油タンクの貯蔵量を把握するオービタルインサイトを例に挙げながら「こういう活用方法は研究者からは思いつけなかった。民間企業だからこその発想による、観測データを使ったビジネスアイデアが求められています」とDBICメンバー企業へ呼びかけ、セッションが締め括られました。

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