【レポート】DBIC × Education = Future:第4回 「落語から学ぶ、笑いが起こすイノベーション」

本物の湯気を立てるどんぶりが目の前にあるかのように、おいしそうに蕎麦を手繰る所作が見事な「時そば」からスタートし、ワークショップや講演で見慣れた会場が一瞬で「寄席」へと変貌します。 一席目が終わると、やまと師匠による解説コーナー。落語は「手ぬぐい」と「扇子」のふたつの道具だけを使って「お客様に想像していただく芸」であることが実演されます。 予備動作や目線を効果的に使い、手ぬぐいが本や焼き芋に、扇子が筆や刀に化ける様子は圧巻です。同じ扇子を使っても目線によって「刀の長さ」が大きく違って見えることに、会場から驚きの声が上がりました。 会場から参加者を呼び込んで会話をふたりで演じてみせた直後、今度はやまと師匠ひとりで「顔の向き」だけで同じ会話を再現してみせるのもお見事でした 続く二席目は「芝浜」。それまで笑いに包まれていた来場者は、やまと師匠のひとつずつの所作から想像力をかきたれられ、普遍的な夫婦の物語に見入ります。終わる頃には感動で満たされ、満席の会場からは鳴り止まない拍手が送られました。 解説コーナーで「自分で想像できていないことは、相手には伝わらない」と語っていたやまと師匠。私たちがイノベーションに取り組むときにも問われる重要な視点ではないでしょうか。 質疑応答に続いてやまと師匠は懇親会にも参加、来場者と直接対話する機会を設けてくださいました。本日は貴重な体験をありがとうざいました。

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