【シンガポールレポート】Innovfest Unbound 2019 出展

Innovfest Unbound 2019」(以下Innovfest)はロンドンに拠点を置くUnbound社によって運営されているイノベーションイベントです。会場はマリーナベイサンズのコンベンションホール、昨年よりもさらに大きな会場を使って運営されています。世界各国から18,000人以上の参加者と、シンガポールを中心に約400社のスタートアップが集まります。 昨年度よりさらに広くなったマリーナベイサンズの会場 今年度はシンガポール国立大学(National University of Singapore、以降NUS)のインキュベーション事業である「NUS Enterprise」のご協力をいただき、DBICもスタートアップ関連団体の1つとしてブースを出展しました。目的はDBICシンガポールの活動紹介と各チームのパートナー候補になるスタートアップの情報収集です。 会場中央に設置されたコーヒーサービングマシン シンガポールのイノベーションイベントの特徴はアクセラレーター(イノベーション推進組織)ごとにスタートアップが出展されている点です。特に政府機関や学術機関(日本における大学や高専)のアクセラレーターが目立ち、まだ市場に製品をリリースしていない初期段階のスタートアップが多く含まれています。DBICもNUS EnterpriseのASEANエリアにブースを出展し、日本やインドネシアなどのスタートアップと一緒に紹介活動をしました。 NUS Enterprise ASEANエリアに18団体がブースを出展しました 日本にも同様のイノベーションイベントがありますが、参加しているスタートアップはすでにプロダクトを提供している成熟度の高い企業が多く、主にマーケティングとセールスを目的としています。しかしシンガポールではビジネスの拡大に向けた資金調達やコラボレーションを目的として参加するスタートアップが多く、売り手と買い手ではなく、協業するパートナーを探す絶好の機会になっています。 DBICブースの様子 ブースには様々な方が訪れます。ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家などのインベスター、大学や企業のアクセラレーター、スタートアップ企業の創業者、事業会社のR&D部門のリサーチャー、現地や海外のメディア、シンガポールの学生など、多彩な人々がそれぞれの目的を持ってブースを訪問しています。 DBICではプログラム参加者が持ち回りでブースに立ち、DBICの活動紹介と各チームのテーマについて説明しました。ブースに興味を持たれた方がどのような立場でどのような目的で訪問されているのか、それに合わせて臨機応変に対応していくことが必要になります。 2日間で100名前後の方にDBICブースにご訪問いただきました また私たちも参加者として会場内のブースを回り、自分たちのテーマに合ったスタートアップ企業の情報を収集します。また各種セミナーに参加して業界や技術の最新情報を入手したり、ピッチコンテストのプレゼンテーション技術を参考にしたりと、学べることは山のようにあります。単に展示を見て回るだけでなく、目的を持って自ら情報を取りに行くことで多くの学びを得ることができました。 MR(Mixed Reality)機器を使って空中のホログラムを操作している様子 7月からはいよいよスタートアップに訪問しパートナー候補となる企業を探します。シンガポールでは名刺交換の代わりにLinkedInのプロフィールを交換します。イベント後にLinkedInでメッセージを送ってミーティングのアポイントを取り付け、個別に会ってディスカッションしながらコラボレーションの可能性を探っていきます。 中にはセミナーの登壇者にその場でLinkedInでメッセージを送り、次のミーティングの機会を取り付けているメンバーもいます。このシンガポールのスピードを活かし、約1ヵ月間でパートナー企業探しを進めていきます。

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